VOL.110 インバスケット研修で得られる効果 ~その3~
今年も相変わらずインバスケット研修は民間企業・地方自治体・官公庁向けに多数の登壇をしています。本日は、どうしてそんなに人気の研修なのか、その魅力と効果性についてできる限りお伝えできればと思います。
前回までにも説明していますが、インバスケット研修は新入社員~新任管理職~中堅管理職~上級管理職~経営層まで非常に幅広い層に対して有効な研修です。新入社員であれば「社会人として基礎・会社のルール・マナー・報連相を守られているか?」、 管理職になると「管理職として案件の優先順位を的確に付けられているか?また、どのような判断を下しているか?」 上級管理職・経営層になるとより高度な対応力・判断力が求められるシチュエーションが設定されています。実際にリアルに設定された状況に対して短時間の中で自分自身の判断が問われてきます。それもストレスのかかった状態で判断しなくてはいけません。そこには絶対解はありませんが、自分のクセや傾向がはっきりとでてきます。その自分の能力=判断のクセ・傾向の見える化によって、多くの気づきを得る事ができます。インバスケット演習の設定にはあらゆる業種業態(民間企業・官公庁・工場・ホテル・スポーツクラブ・コールセンターなど多種多様)、部署設定(人事部・総務部・営業部・商品開発部・開発部・コールセンターのSVなど)も用意がされています。実際には、未知の業種・部署の設定で演習を行った方が、経験値が影響せずに素の自分の能力を測る事が可能ですが、似たような業種・部署での受講でも問題ありません。
インバスケット研修の効果に関しては、冒頭の図にありますように、様々な企業・ビジネスパーソンが抱えている課題に対して、見えにくい・測りにくい”能力”を可視化する事で、自分の課題が明確になって、次への改善活動を実施しやすい点があります。
・優先順位付けの発見・強化・・重要度・緊急度の4象限の優先順位意識付けの経験
・タイムマネジメントの強化・・ストレスのかかった状態でのタイムマネジメントの経験
・問題発見力、洞察力の強化・・案件と案件の情報を読み取れないと、どういう問題が発生するかのリスク経験
・問題解決力の強化・・場当たり対応では無く、根本解決に向けた解決策立案のスキル強化
・指示が明確になる(曖昧にならないように意識付けされる)・・指示が曖昧だと起きるリスクを体感し、指示の明確化や指示の選択肢の考え方を身に着ける。
インバスケット研修は「究極のアウトプット型研修=気づきの研修」と言われます。日頃、気づいているクセ・傾向、気づいてないクセ・傾向が見える化される事によって、次に自分がどういう行動計画を行えば、より能力の高い業務遂行ができるかが自覚できるようになります。
現在は、コロナ禍ということもありオンライン研修も花盛りですが実はインバスケット研修も新しく「WEBインバスケット研修」が開発されています。自宅でも離れた職場の会議室からも参加可能です。次回は、このWEBインバスケット研修の実施概要・特徴をご紹介します。
是非、インバスケット研修についてご興味がありましたら、お気軽にご相談・お問い合わせ下さい。体験会などの情報もございます。
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2021年09月27日 22:50